Vol.1 ミトコンドリアの重要性と活性化の方法について
はじめに
おはようございます。くどちんです。
ニュースレターの配信が開始!「関節痛の根本的な問題」を捉え、その連鎖を断ち切り、「快適な心身」となるための情報源として、『運動』、『栄養』、そして『思想・思考』といった3つのテーマを中心として、情報をお届けしてまいります。
このニュースレターが、今お悩みの関節痛の解決の一助となれば幸いです。
今回は、最初ということで、まずこのニュースレターを立ち上げた理由についてお話させて頂きます。
なぜこのニュースレターを立ち上げたのか?
答えは、シンプルに「症状の表面的なアプローチで終わる現代医療への依存に警鐘を鳴らし、その症状の根本に眠る課題を知ってもらう、氣付いてもらいたいから」です。
これは僕が臨床現場にいていつも思っていることです。
「病院に行ってきたけど原因は『わからない』と医師から言われた」、または「『年のせい』と言われた」、と言い、注射をされたりただ薬だけ大量に処方されて帰される患者さんが後を断ちません。
もちろん処方される薬の多くは「根本的な原因」を治療するものではなく「表面化している症状を抑えるだけの薬」。
痛みがあるから「痛み止め」、効かなくなれば「もっと強い薬」、しびれがあるならそれに効く薬、そして湿布。
関節への注射も表面的な治療に過ぎません。
根本的に治療しているわけではないため、こういった患者さんの中には症状が悪化して手術を迫られたり、入院に至る方も・・・。
そういった方をたくさん見てきました。
もうただ「悪化するのをみているだけは嫌だ」
僕は現場にいて、次第にこう思うようになってきました。
そしてSNSやnoteでの発信活動を始めたわけです。
「もっと現実を知って欲しい」、「もっと身体を仕組みのことを知って『自分を守ることが出来る』ようになって欲しい」、こういった願いも先ほど述べた「ニュースレターを始める理由」の中に含まれています。
そのために、僕が知り得た情報は、このニュースレターにどんどん乗せていきます。
週に一度の配信としていますので、毎度しっかり読み込んで頂き、月曜日からの1週間の生活に落とし込んで頂ければと思います。
たかが関節痛と、軽視される方も多いですが、そこから紐解けることは多々あります。
出会った症状を通して身体の仕組み、そして「自分」を知り、『自分』と向き合い、その根本的な課題の解決へと取り組んで頂ければと思います。
では、次より本題に入っていきます。
今回は第1回なので、私たちの活動のエネルギーを生み出す「ミトコンドリア」に関するお話です。
このお話をヒントに、ぜひ「活動のエネルギー」を上げていきましょう!
【疲れやすいあなたへ】ミトコンドリアを活性化して、エネルギッシュな毎日を取り戻す方法
「最近、朝スッキリ起きられない…」
「週末しっかり休んでも、なんだか疲れが抜けない…」
もしあなたがこのような悩みを抱えているなら、その原因は
ミトコンドリアの機能低下かもしれません。
私たちの身体を動かすエネルギーは、このミトコンドリアが生み出しています。スマートフォンを長く使っているとバッテリーが劣化するように、私たちの身体の"バッテリー"であるミトコンドリアも、日々の生活の中で消耗してしまうのです 。
そこで今回は、生命活動の要であるミトコンドリアの重要性から、その機能を低下させてしまう意外な原因と関節痛との関連、そして今日からすぐに実践できる活性化の方法まで、分かりやすくご紹介します。
生命活動の根源!「ミトコンドリア」とは?
ミトコンドリアは、私たちの体内のほぼすべての細胞に存在する小さな器官で、いわば「体内の発電所」のような存在です 。
食事から得た栄養素と呼吸で取り込んだ酸素を使って、ATP(アデノシン三リン酸)という、私たちが生きていく上で必要不可欠なエネルギーを作り出しています 。
心臓を動かし、呼吸をし、脳で考えるといった、私たちの生命活動のすべてが、このATPによって支えられているのです 。
しかし、ミトコンドリアが消耗してエネルギーを十分に作れなくなると、身体はエネルギー不足に陥り、次のようなサインが現れ始めます 。
朝のだるさ:朝起きても頭がぼんやりしてスッキリしない 。
疲労回復の遅れ:十分な睡眠時間を確保しても、なかなか疲れが取れない 。
集中力の低下:仕事や勉強に身が入らず、集中力が続かない 。
代謝の低下:以前よりも痩せにくくなったと感じる 。
これらのサインに心当たりがある方は、ミトコンドリアが弱っているかもしれません。
あなたもやってるかも?ミトコンドリアが消耗する3大原因
ミトコンドリアはなぜ弱ってしまうのでしょうか。その原因は、私たちの日常生活に潜んでいます 。
運動不足
デスクワークなどで座りっぱなしの時間が長いと、身体は「そんなにエネルギーは必要ないな」と判断してしまいます。その結果、ミトコンドリアの数や働きが低下してしまいます。糖質の過剰摂取
甘いものや炭水化物を摂りすぎると、血糖値がジェットコースターのように急激に上下し、安定したエネルギー供給が難しくなります。さらに、糖をエネルギーに変える過程で発生する「活性酸素」が、ミトコンドリア自身を傷つけてしまうのです。慢性的なストレス
私たちが長期間ストレスにさらされると、体内では「コルチゾール」というストレスホルモンが過剰に分泌されます。このコルチゾールが、ミトコンドリアの機能を直接的に損傷させてしまうことが分かっています 。
こうしてみると、どれも多くの現代人が当てはまりそうな内容ですよね。つまり、現代人の多くは、ミトコンドリアが弱っている可能性が高いですね。
さて、もしこれらの原因に1つでも当てはまるものがあれば、そこにあなたのミトコンドリアが弱っている原因があるかもしれませんよ!
関節痛との関連性
「ミトコンドリアと関節痛はどう関係あるの?」
ときっと思いましたよね?
もちろん関係あります。
というか、ヒトが活動する上でのエネルギーを生み出している以上、その活動によって生み出される「関節痛」が関係ないことはありません!
エネルギー切れが起これば、、、
・動きの精度が落ちる(筋肉が疲労しやすく動きのエラーが起こりやすくなる)
・その落ちた動きの精度に「氣づかない」
・炎症反応がなかなか良くならない(細胞の動きが悪くなるから)
・脳の機能が低下し、感情コントロールが難しくなる。結果痛みが「慢性化」しやすくなる
など。
ミトコンドリアを元氣にしてあげることは、一見関係なさそうな関節痛にも深く関連しているんです!
(そもそも、回復するために「エネルギー」が必要ですよね。そう考えてもやっぱりエネルギーの発電所の働きは必要ですよね)。
今日から実践!ミトコンドリアを元氣にする4つの方法
さて、ミトコンドリアの重要性を理解して頂いたところで、ここからはそのミトコンドリアを元氣にする方法をシェアしますね。
ミトコンドリアを再び活性化させ、エネルギーに満ちた身体を取り戻すために、今日から始められる4つの方法をご紹介します 。
1. 抗酸化食品でミトコンドリアを守る
エネルギー生産の過程で発生する活性酸素は避けられませんが 、そのダメージを抑えることは可能です 。
抗酸化作用のある食品を積極的に食事に取り入れましょう 。
おすすめの抗酸化食品 ✨
ポリフェノール:ブルーベリー、赤ワイン
ビタミンC:レモン、オレンジ
ビタミンE:アーモンド、ほうれん草
コエンザイムQ10:イワシやサバなどの青魚、豚肉
2. 運動で「BDNF」を増やし、ミトコンドリアを強化する
運動をすると、BDNF(脳由来神経栄養因子)という特殊なタンパク質が分泌されます 。このBDNFには、脳の神経細胞を成長させるだけでなく、ミトコンドリアの働きを強化し、エネルギー代謝を向上させる素晴らしい作用があります。
では、どんな運動が良いのでしょうか?
おすすめの運動 🏃♀️
有酸素運動:ウォーキングやジョギング。
まずは1日8000歩を目標に歩いてみましょう!HIIT:短時間で高い効果が期待できる「高強度インターバルトレーニング」もおすすめです。
具体的には、20秒間全力で動いてその後10秒休む、といったサイクルを8セット繰り返します。(例えば、バービージャンプやスクワットジャンプ、自転車漕ぎなど)。※セット数は調整しながら初めてくださいね。こまめに動く:1時間に1回は立ち上がってストレッチをするだけでも効果的です 。
3. 「良質な塩と水」でミネラルバランスを整える
適切な水分補給は、ミトコンドリアの機能を最適化する上で欠かせません 。このとき、ただの水を飲むだけでなく、ミネラル豊富な天然塩を一緒に摂ることが重要です。
なぜなら、一般的な精製塩には、の調子を整えるのに必要なナトリウム以外のミネラルがほとんど含まれていないためです 。
4. 「ホルミシス効果」で細胞レベルのスイッチを入れる
「ホルミシス効果」とは、身体に適度なストレスを与えることで、かえって身体の防御システムが刺激され、ミトコンドリアが活性化される現象のことです 。
ホルミシス効果を得る方法 🔥
冷水シャワー:普段のシャワーの最後に、30秒ほど冷水を浴びてみましょう。ある研究によると、1回に2~3分の冷水(冷たい!と不快に感じる温度)を週に合計11分浴びることが効果的としています。
いきなり2〜3分は長いので、最初は30秒から始めましょう。(ちなみにヨガでも水シャワーをオススメしています)
※心臓に疾患がある方や高血圧の方は要注意。医師に確認してから行なってください。交代浴:サウナと水風呂を交互に利用するのは、効果的な方法の一つです。サウナは最近流行りですね!すでに実践している方もいるかも。
ファスティング(断食):16時間程度の短時間の断食も、ミトコンドリアを活性化させます。←個人的にはオススメ!血糖値の安定に寄与します。
以上が、弱ったミトコンドリアを活性化させる方法の一例です。
何もすべてを一度でやろうとせず、できることから取り組んでみてくださいね。
そして、忘れてはいけないのが「何かをやめること」です。
例えば、ミトコンドリが弱っている原因に「糖質の過剰摂取」という要因が当てはまるのであれば、これらの対策をする前にまずは「糖質の過剰摂取」をやめましょう!
まずは、弱らせる原因を解決することが先決です。まずは受けるダメージを減らしてから、回復の施策を打ちましょう!(これは関節痛のケアにも共通する考え方です)。
おわりに
私たちの健康と活力の源であるミトコンドリア。その機能は、運動不足や食生活の乱れ、ストレスといった日々の習慣によって低下してしまいます 。
しかし、少し生活を意識するだけで、ミトコンドリアを保護し、その働きを最適化することは可能です 。抗酸化食品を摂り、適度な運動を心がけ、良質な水分とミネラルを補給し、時には身体に良い刺激を与えること 。
ぜひ、ミトコンドリアを意識した生活を今日から始めて、エネルギーに満ち溢れた健康な毎日を送りましょう 。
今週は以上です!
次回は、僕が提唱する「ペイン・カスケード理論(Pain Cascade Theory)」について解説していきます!
【最後にお願いです!】
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